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2016年8月30日火曜日

君の名は。


どうもお久しぶりです
今回はいま話題のあの映画
君の名は。を観て来ましたので
その感想記事となります
ネタバレしますので、まだ観てない方はお気をつけください





さて、この作品
監督は秒速5センチメートル等で知られている新海誠監督
男女の物語を淡い恋を描く監督さんですね
監督の作品である秒速5センチメートルをを観たときは、胸を抉られるようでした

そんな事があったので、実は少し警戒しながらの観賞でした

イントロダクションを見る限りでは、彗星を見た日から男女の入れ替わってしまう話だと思っていましたが
実はそんな単純ではなく、もっと深く糸のように複雑に絡み合うお話でした
まずはストーリーを振り返ってみましょう


東京に住む高校生の立花瀧と、田舎で東京に憧れる女子高生の宮水三葉
二人が電車で出会い、三葉がリボンを渡すシーンから始まる

ある日、千年ぶりに彗星が降り、その時の光景を外で見たいた瀧と三葉


二人はまったく別々の場所で、ただその日同じ彗星を見ていたのでした
いやぁ、もう冒頭の彗星シーンみてて、ほんとキレイな絵だなぁと思いました
新海監督の作品はどれも美しい絵で素晴らしい


そしてそれからある日、瀧は突如目が覚めると女の子になっていた
戸惑いながらおっぱい揉む瀧(身体は三葉)
わかる、私も自分の身体が突如可愛い女の子になってたら
まず胸を揉むと思う

最初は夢だと思う瀧
そして同じように三葉も瀧の身体になっており、まずは股間を触る
わかる、私も突如自分の身体がイケメンになってたら
まず股間を触ると思う

三葉も最初はやけにリアルな夢だと思う

しかし、その夢はまた見ることになる

瀧が三葉ノートにおまえはだれだ?と書いた事により
三葉も名前を書いたり日記をつけたりと、夢を見ながら自分の痕跡を残し
次第に二人は気付く

身体が入れ替わってる!?
夢だと思っていた出来事は、現実だったのだ
そしてその事実を受け入れ、お互いが自分の携帯(入れ替わっている時なので、瀧は三葉の携帯に、三葉は瀧の携帯に)に禁止事項やら、入れ替わっている時に何をしていたかを報告していく


そして三葉の計らい?により、瀧はバイト先の憧れの先輩とデートする事となった
入れ替わる時は突然なのでわからないが、このデートの日はたまたま入れ替わることはなかった

デートの様子が気になる三葉
そしてバッサリと切った髪、いつも一緒に居る友人の一人に失恋か?と言われる始末
おぉ、ショートの三葉ちゃんも可愛いなぁとか思ってました
そして三葉は友人らと町のお祭へと出掛けます

一方瀧は、自分がセッティングしたわけじゃないデートのせいなのか
それとも女性慣れしてないだけなのか
うまく会話が続かず、なんとも微妙な空気が漂う
その時ふと展示会で見た絵は、夢で見た景色と同じものだった
デート終了後、先輩に他に気なる子がいるんじゃないかと問われる瀧
自分でも気付かないうちに、瀧は三葉の事を意識していたのだ


そして瀧はデートの報告をしようと三葉に電話をかけるが繋がらない
まぁまた入れ替わったときに報告すればいいかと思ったが
その日を境に、二人は入れ替わることはなくなった
そして三葉に会いに行く事にした瀧
手がかりは入れ替わっていた時見た、あの景色
だが簡単には見付からず、諦めかけながらラーメンを食べていると
なんと店主がその景色を知っていた
ついに希望が!となったここから展開がトンデモナイ事になっていく


ついに三葉がいる糸守町にたどり着く瀧達
しかし、そこは瀧が見ていたはずの景色とは少し違った

あるはずの町がない
三葉がいたはずの場所がないのだ
糸守町は、3年前のあの彗星が落下し、町は消し飛んでいた

そしてその時亡くなった人の名簿には、三葉といつも一緒に遊んでいた友人達の名前
妹と祖母、そして三葉の名前があったのだった

三葉は3年前のあの日に亡くなっていたのだった
そうデートの日はちょうど彗星が落下して3年後の日だったのだ
3年前のその日は町のお祭があり、そこで三葉は彗星を見ていた
そして彗星が落ちてきたのだ
てっきり瀧は同じ世界の三葉と入れ替わっているものだと思っていたら
実は3年前の三葉と入れ替わっているというタイムリープをしていたのだった



その事実を知ってから、瀧のスマホに保存してあった三葉の書いた日記が消えていく
さらに瀧の三葉に関する記憶も薄れていくのだった

しかし、なんとか彼女の事を忘れまい、なんとかしようとしていると
ふと三葉と入れ替わっている時に、御神体のある所へと行き、口噛み酒をお供えしてきた事を思い出します

御神体の元へとたどり着いた瀧は、三葉の口噛み酒を飲みます
ずるっと滑ってこける瀧
その時、3年前の三葉の記憶が瀧に流れ込みます
お祭の日の前日、三葉は突然東京に行っていたのです
そう、瀧に会うために
「確かな事が、ひとつだけある
私達は、会えば絶対すぐにわかる」

だが、三葉は瀧を知っていても、入れ替わっていたのはこの時より3年後の瀧
出会った瀧は、まだ三葉の事を知らない時の瀧だった
三葉は瀧に声をかけたが、「おまえ、だれ?」と言われてしまうのだった
しかし、瀧はこの少女が気になり名前を聞き、三葉はリボンを渡したのだった
それが冒頭のシーンに繋がるのです
三葉が髪を切ったのは東京から帰ってきてなので、失恋か?という友人の言葉はあながち間違いではなかった

瀧が目が覚めるとそれは三葉の身体
再び三葉の身体と入れ替わり、三葉の生に泣きながらおっぱいを揉むのでした
なんとか彗星落下から三葉達を救うために動く瀧
祖母は三葉でない事に気付きます
が、彗星落下までは信じてくれないのでした
いつもの友人ら(三葉の友人)と作戦を練った瀧
最大の問題である三葉の父の説得へ向かう瀧
しかし、まったく相手にされないのでした(でも父親も三葉ではない誰かだとは気付いた
三葉ならうまく説得できるのか?そんな事を考えているとふと御神体のある場所が気になり
向かう瀧
一方御神体のところでは、三葉(身体は瀧)が目を覚ます
外に出て町をみると、そこには町がない
そこで自分があの彗星で死んだことを知るのでした



三葉と呼ぶ声がする
瀧くんと呼ぶ声がする
お互い近くにいる、でも姿は見えない
そして黄昏時、ようやく二人は出会う
入れ替わった姿ではなく、元の自分の姿で
今度はお互いの名前を忘れないように書いておこうと
瀧が三葉の手に名前を書き
三葉が瀧の手に名前を書こうとすると、黄昏時は終わってしまう
瀧はまた三葉の名前を忘れ、そして三葉に関する記憶すら忘れ
どうしてこんな所に自分がいるのかすら忘れてしまうのだった


三葉は瀧が練った計画を成功させるために走る
成功させて、また瀧に会うために
しかし瀧の名前を忘れてしまいそうになる
でも手にちゃんと書いてあると
しかし手には名前は書いてなかった
書いてあったのは「すきだ」の文字

瀧の気持ちを受け、泣きながら走る三葉
そして計画を実行します

発電所をダイナマイトで爆発させるってのはすごい計画だよなぁと思いましたまる
町を停電させ、放送をジャック
彗星の落下範囲の外へと非難させるための避難誘導放送をします
しかし、やはり放送だけでは難しい
消防隊などに手伝ってもらう必要がある
三葉は町長である父に協力してもらうために父の元へ向かう
今度は瀧ではなく、三葉自身で

そして彗星は糸守町に落ちる
三葉の過ごした町は、跡形もなく無くなったのだった


それから5年後
瀧は就職活動をしていた
三葉の記憶を失った瀧は、ただずっと何かを探しているという気持ちがありながら
それが何かわからないまま就活に勤しんでいた
ある日、瀧は駅のホームでリボンをした女性を見かけます
気になったものの見失ってしまいます
今度はカフェにいると、どこかで見た二人組みを見かけます
そう、三葉と一緒にいた友人でした
糸守町は死者は出ず、計画は成功していたのです
しかし、記憶のない瀧は気になりながらも二人がカフェを出て行く姿を見つめているのでした

何度もみた歩道橋、ここでついに瀧は三葉とすれ違うのです
ですが、気付かず、そのまますれ違い離れていくのです
ここできて曲が流れたあたりで私は、あぁ秒速の時と一緒でこうゆうエンドなのか・・・
と思いました
計画は成功し三葉は生きているのに、結局二人は出会う事ができないのかと
私達は、会えば絶対すぐにわかるというこの台詞を思い出し、なんとも切なく心にきました
しかし、ある日電車に乗っていてすれ違う時にお互いの目が合います
そして気付く
お互いの姿を探す二人
名前が分からないから、ただ走って姿を探すしかない二人
ついに出会う二人

君の名前は?


いやぁほんと最後二人が出会うハッピーエンドでよかった、本当によかった!
これで出会えないままのエンドだったら、そうとう苦しかったですね

というわけで振り返ってみました
というか映画の内容ほぼ全部かいてあります
多少記憶違いのところはあるかもしれないですけど
OPから非常にテンポもよく、サマーウォーズの時を思い出すように驚かされる急展開
新海監督らしい切ない恋心の描写、美麗な背景、場面にあった楽曲と
非常に楽しめました

細かい所に突っ込むと、なんで3年もの時間の違いがわからなかったのか?
お互いの連絡先は知っていたのに、電話等で直接話した事はなかったのか
糸守町に彗星が落ちた事件を知っていたはずの瀧はなぜ気付かなかったのか、いくつか気になる点もあるかと思いますが
アニメにそんな事を突っ込むのは野暮というもの
もしくは君の名は。小説やガイドブック等がでているので、そういったもので補完すると良いかと思います
というか私はします、とても良い映画だったので
もっとあれこれ設定知りたいので
あちこちに色々細かいネタが詰まっているので
情報量も多いので、とりあえず今私がしたいことは
もう一度観にいきたいです

私がもう一度観たいと思うのはなかなかないのですが
おそらく2回目を観るとよりいっそうこの映画の事を好きになれると思います
この映画は、秒速5センチメートルをみて、この監督の作品はキツイな・・・と思った人には是非見てほしいですね
瀧役の神木さんや三葉役の上白石さんもいい演技でした
声優さんではなく、俳優さんなのですが
やはり演じるという事で、男性なのに女性、女性なのに男性役をやるというのがうまく出来ていたと思います
この二人でよかったと思います
という事で、非常に良かったです

今度は夜一人で観に行ってボロボロ泣きたいと思います